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埋没法と二重まぶた
埋没法は、人工的に二重まぶたを作ることのできる手術ですが、自然な二重の人の場合、どういった構造になっているのでしょう。
まず、まぶたは、表面から皮膚、眼輪筋、マイボーム腺、瞼板、結膜で構成されていて、まぶたの開け閉じは、眼瞼拳筋とよばれる筋肉の収縮によって、瞼板が持ち上げられておこなわれています。
二重の人の場合には、この眼瞼拳筋が２つに分かれていて、そのうちの１つが瞼板に、
もう１つが皮膚につながっています。
この構造によって、目を開けることで全体的に持ち上げられ、二重が作られている、ということなのです。
ですが、一重の人の場合には、この分かれた眼瞼拳筋が皮膚につながっていないので、瞼板だけが持ち上げられるかたちになり、皮膚が垂れてしまい、二重のようなラインが作られないのです。
このようなことから、埋没法では、糸を使って人工的に持ち上げるようにすることで、二重を作り出しているということなのです。
二重にしたいという理由だけで、構造の説明もされないまま、埋没法を考えるのではなく、まぶたや二重の構造を十分に理解したうえで、医師から自分のまぶたの状態を聞いて、検討していきましょう。
また、よく二重の人は例外なしに目が大きく印象的だ、と思い、「目を大きくしたいんです」と、埋没法を希望する人が多いようですが、二重まぶたの人が皆目が大きいわけではありませんし、二重まぶたであることと、目の大きさは特に関係ないといわれています。
二重まぶたであることから、目の印象がはっきりしていて、それによって目が大きく感じられる、ということなのです。
ですから、目を大きくしようという目的ではなく、目を印象的にみせられるようになろう、の方が正しいといえますね。
理想的な二重を手に入れるためにも、自分自身でしっかりと知識を付けて、医師にお話できるようにしておきましょう。
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